saizo99のブログ

望んでないのに波乱万丈、今まで経験した事を綴りたいと思ってブログを始めました。

保健所 屠殺場 葬儀場での仕事

こんにちは。

かなりパンチのあるタイトルを打ってみました。

約10年前に排ガス測定の仕事をしていた時に、

色々なところに行きました。その時の話しをしていきたいと思います。

 

仕事の内容は煙突から出る化学物質が、環境基準を満たしているかを測定するという仕事で、煙突があり、何かを燃やす場所であれば仕事が発生するというものです(発生装置の仕様によって測定の義務の有無が生じます)。

 

測定についてですが、二人一組で行います。

煙突にある測定口に測定機器を入れて、出し入れする人、測定機器を操作し、計測する人の二人です。

私は後者を行っていました。

 

そんな仕事の中でインパクトに残っている場所が、葬儀場、屠殺場、保健所です。病院地下の安置所近くのボイラー室もビビリましたが、今回は置いておきます。

 

最初は保健所からです。

殺処分されたイヌやネコが入る焼却炉です。

焼却炉は、30年位前まで学校にあった焼却炉を想像して下さい。

 

まず保健所に入った瞬間ですが、

檻のイヌが吠え、暴れ出しました。

直感的に何かを感じるのかなと感じていました。

 

焼却炉に行き、測定の準備が終わった頃に、

殺処分されたイヌやネコが乗せられた台車が運ばれてきました。

台車が通った瞬間に強烈な臭いがありました。

聞いた話しですが、殺処分はガスによるものらしいです。その瞬間に出る糞尿の臭いとの事です。

 

焼却が始まった瞬間も、今まで嗅いだことのないような臭いがありました。ゴムが焼けるような、毛が焼けているような、そして獣臭が混じり合ったような臭いでした。

 

測定が終わると、焼却物のサンプリングがあります。焼却炉内部は、都度清掃されていないのか、今までに焼却された骨が残っており、衝撃的な光景でした。ある程度形の残っている骨の山です。

さらにサンプリング風景を写真に撮るんです。

違うものが写りそうだなと思いながら撮っていました。

 

そこで働いていた人にも驚きました。

トイレを貸して欲しいとお願いすると、

「ここにはトイレがない、あそこでしろ」

とある場所をさしました。

その方向を見ると、今迄の動物達を祀る石碑です。「ヤバいなこの人」と思い、とにかくトイレは我慢しました。

 

こういう人ばかりではなく、違う場所では住職のような、穏やかな方もいらっしゃいました。

 

こういった仕事は、なかなかやりたがる人がいない仕事だと思います。

色々な仕事があり、働く理由は人それぞれあると、つくづく感じました。

 

最後に私はこの仕事を経験したことで、絶対に動物は飼わないと決めました。

 

余談ですか、通常の会社では、こういった測定を行った後は、御祓を行うらしいのですが、私の勤めていた会社にそういった概念はありませんでした。

そのため、先輩と体中に塩をまいて帰りました。

 

保健所以外の測定の続きについては、また②とかそんな形で書いていきたいと思います。

 

私は色々な仕事に就いてきたので、このブログに今後書いていけたらと考えています。

読んでいただき、ありがとうございます。